小学生の蔵見学「土井酒造場社会科見学」4年ぶりに開催されました。

社長が子供の頃から行われている、地元小学生の土井酒造場社会科見学。
コロナ禍で中止を余儀なくされていましたが、4年ぶりの開催となりました。

例年11月の開催ですが、今年は学習の都合上、前期に来たいとのことで、甑倒し(こしきたおし)後であることを了承いただいての見学会となりました。

生徒さんの数も多かったので、社長チームと彩子@開運嫁チームに分かれての見学となりました。

甑倒し後で、すでに行われていない作業もありますので、その場合はタブレットで作業の映像を見せながら説明。

醸造室では「タンクと浄化槽に落ちたら死んじゃうから絶対落ちないでね!」と脅しながらの見学。でも、これは大げさではなく本当の事なんです。醪タンクの見学は、細心の注意をはらいながら行われます。

【醪タンクの危険性とは?】

醪タンクの中には、発酵により発生した二酸化炭素が充満しています。この高濃度の二酸化炭素を少しでも吸い込むと、頭をガンッと殴られたような痛みに襲われます。私も試しにほんの少し吸ったことがありますが、本当にガンッと殴られたようなショックというか、後頭部に鋭い痛みが走ります。ほんの少し吸っただけでこれですから、醪タンクの中に落ちたら即失神、まず助かりません。

ここは先日の甑倒しの記事で紹介した、蒸米工程の部屋です。

搾りたてのお酒の様子をのぞき込む小学生たち。少し緑がかった新酒からはとてもいい香りがします。

コチラはビン詰め作業を行う部屋。お酒のビン詰とラベル張りを自動で行う機械を見学。

こちらは昨年竣工したばかりの新しい冷蔵蔵。今年初となる日本酒の木樽熟成チャレンジ。木樽熟成をこの規模で行うのはおそらく日本初です。冷蔵庫では寒さ体験したり、クイズをしたりと1時間以上とても盛り上がりました✨

それでは、また遊びに来てね! そして、20歳になったら「これがあの時見学した開運のお酒か~」って、今日のことを思い出しながら飲んでみてください。お酒は二十歳になってからですよ~